平盤打抜機は、よくトムソン機と呼ばれていますが、これは原型となる機械を作成した、ジョン・S・トムソン氏の名前に由来したものです。
打抜機を大きく区分すると、①給紙部、②見当出し部、③打抜き部、④カス取り部、⑤排紙部で構成されています。
打抜き部に設置された抜き型 (木型) にプレス (圧力) をかけ、製品の型取りと、一つの箱にするための折目 (罫線) や切り取り (ジッパー) 加工を行う機械です。
上段に抜き型 (木型) を下向きに固定し、下段に設置した面版のクランクが上下運動し、その間を通過する用紙を型抜きします。上下運動での抜き加工機構により、圧力の調整が安易にできることから、お客様の製造ラインのニーズに合った、折り曲げ強度の製品作成の幅が広がります。
また、この抜き圧を活用し、浮き出し加工も同時に行えるのもメリットです。抜き型に木材を採用しているため、比較的低コストで作成ができます。部分的な仕様変更であれば修正が可能であり、刃を交換することで繰り返し使用することが可能です。
BOBST社の平盤打抜機 (国によっては「打抜罫入れ機」または「パンチング機」とも呼ばれます。) は市場で更も広く展開しているマシンです。
弊社が導入しているVISIONCUT 106 LER 3.0は、8,000枚/時の高速生産を実現し、不要部分を全て除去して製品のみ搬出される、優れた打抜機です。
(フルブランク/ダブルデリバリータイプ)
8,000枚/時の高速生産を実現。不要部分を全て除去して製品のみ搬出される、優れた打抜機です。
ラテラルレジスター (自動横見当補正機能) により、従来の横針見当装置でのキズの心配はなく、インライン検査装置により異品種混入検査・抜き見当検査をしています。