オフセット印刷は日本の印刷物の約3/4を占める、最大の印刷方式となっています。オフセット印刷がこのように評価され、採用されているのは、カラー印刷が下級紙に綺麗に、かつ容易に行えるからです。特に刷版はアルミ版の上に膜厚の薄い画像を作ればよく、その容易さが評価されています。
また、UV印刷とは、インキ中に含まれる化学物質に紫外線を照射することで印刷面に塗布されたインキを瞬間的に乾燥 (硬化) させる印刷方法です。
インキが瞬間乾燥 (硬化) することで、印刷トラブルの原因となっていた印刷コスレ、ブロッキング (裏移り)、粉落ちのリスクが無くなりクリーンな作業 (機械) 環境が維持できます。
また、油性インキに比べ耐摩性があり、水や溶剤にも強く、大気汚染となる「VOC (揮発性有機化合物)」が発生しない環境配慮に優れた利点があることから、2021年2月より、郡山工場での印刷加工製品は全てUV印刷へ移行しました。
2015年に RAPIDA 106 初号機を導入、18,000枚/時の高速印刷・段取り時間の短縮・自動色調補正機能・用紙位置自動検知 (補正) 機能など様々な優れた機能を搭載した7色+コーターUV印刷機です。
その優れた性能と製品品質を評価して新台を2021年に追加導入し、さらなる生産体制を強化しました。
印刷・表面加工・打抜き加工までの生産がワンパスできる短納期対応に優れた印刷機を使用しており、オフセット印刷に迫る高品質なカラー印刷です。
また、UV印刷方式を採用していることで、大気汚染となる「VOC (揮発性有機化合物)」が発生しない環境に配慮した生産を行っています。
プログライドMSP型 (凸版印刷機)
(給紙部+印刷ユニット9基+加工ユニット5基+排出装置)